グローバルのアプローチ

英語が話せないのは英語そのものが聞こえていないからです。ご自分の母語である日本語を考えてみてください。「読める」から「書ける」のであって「聞ける」から「話せる」のです。乳幼児期に耳から入った日本語が、やがて口をついて出てくるようになり、会話が始まります。その後、ある時期になると字を覚え始め、文章が読めるようになり、自分で書くようになります。これが単純化した言語の発達過程です。

研究によると、日本語環境で生まれ育った子でも、ある年齢までは英語のLとRの音の区別ができているそうです。要は必要のない音は成長につれて失われていくということです。日本語は構成する音が極端に少ない言語です。母音音素が5個で子音音素が18個、組み合わせによる音節が120しかありません。一方、英語はアルファベットこそ26個しかありませんが、日本語の倍以上の22個の母音音素と24個の子音音素を持ちます。単音の連続が単語に、単語の連続が文章に、その間、単語の中でも音が重なり違う音を作りだしたり消えたりします。そして同じことが単語と単語の繋がりの中でも起こるのです。勿論、日本語にも長音、二重母音、撥音や促音など、十分複雑な音の識別能力が必要です。上記の音に関する解釈は学者によって多少違うようですが、専門家を目指しているわけではない方々には、文法と同様に英語アレルギーを引き起こす一因にこそなれ、楽しいものと思わせる情報には決してなりません。大事なことは、日本語と英語は大きく違うので、英語の耳を作る訓練が必要だということです。

英語は単語の組み合わせで文章が作られています。ある程度英語の耳ができてきて、知っている単語が文章にあれば認識できるようになってきます。どんなに早口の人でも二つの単語を一度に言うことは不可能ですから、スピードに慣れてくれば一語一語聞き取れるようになるはずです。これが理屈です。しかし現実は、一語一語順番に発せられているにもかかわらず、単語が固まりとなって飛んできて、文章が終わった時点で頭に残っているのは知っている単語だけです。そして、状況や相手の表情と聞き取れた単語の意味をすり合わせて、おそらくこんなことを言っているんだろうと意味を推測するのです。こうして意味が理解できたとしても、英語で理解できたわけではありません。それでも、多くの人は「相手の言っていることが分かるのだから、次は英語で答えるだけだ。」と勘違いしてしまいます。よく考えてみると、英語で推測なんてできませんから、意味は日本語で頭に残るだけです。当然浮かぶ答えも日本語ですから、一生懸命英作文をして話そうとします。本当は英会話をしているのに、頭を駆け巡るのは結局日本語と英文法という図式です。英語そのものが聞こえていれば、日本語が介在する余地は少なくなり、英語で答えられる可能性が見えてくるはずです。

それでは、どうしたら英語が聞こえるようになるのでしょう。ただ聞くことを続けるだけでは効果は最大限に引き出せません。なぜなら、聞き流すだけでは英語を話す(アウトプット)ための十分な蓄積(インプット)ができないからです。言葉は蓄積です。乱暴に言えば、語彙表現の少ない人の言葉に説得力はありません。文章になればなおさらです。こういう話をすると、「いや、難しい話を英語でしたいわけじゃない、飲んだ食ったが言えればいいんだ。」と言う方が少なからずいます。しかし、ここで説明していることはレベルの差こそあれ、言葉の修得には必要不可欠な要素です。要は、蓄積されていないところから何かを取り出そうなんて無理な注文ですってことです。預け入れ(インプット)がなければ引き出し(アウトプット)はできません。この関係はどんなレベルにでも言えることです。

よく聞きますよね、「日本語を話すとき文法は考えないだろう?だからネイティブスピーカーと英語で考え話す訓練をするんだよ。」と。だから、言いたいことを英語で言う訓練をするために英会話スクールにいらっしゃい。うそとは言いません、でも少し考えてみませんか。インプットが足りていない学習者に類推させたままアウトプットの練習をさせることに無理はないのかと。たとえ資格試験で高得点をとっていても、どんなに難しい語彙を知っていても、口をついて英語が出てこなければ会話は成立しません。TOEICや英検などはある程度の目安にはなりますが、会話のインプットレベルをチェックすることはできません。唯一つ言えるのは、話せないのはインプットがまだ足りないということです。会話に必要なインプットは、自発的に瞬間的に口から発せられる単語、表現や文章であり、英作文してできるものではありませんし、会話の内容や難易度によっても違ってきます。だからこそ、アウトプットの訓練の前にインプットに重点を置いた訓練をした方が結果的には近道なのです。

グローバルはインプットをまず最初に考えます。また、そのインプットは生きた英語でなされなければ意味がありません。慣れるべきはネイティブのナチュラルな英語です。我々のアプローチBreakthroughは生きた英文を聞き、リピートしシャドーイングすることによって、英語をインプットしていきます。あいさつや日常表現に始まり、トピック別に厳選されたグローバルオリジナルの例文を聞き訓練をしていだだきます。グローバルでは、市販の教材と違いやりっぱなしではなく、実際にレッスンで講師と習熟度の確認ができます。この方法でまず最初に英語のリズムやイントネーションが身につきます。やがて英語の耳ができ、英語が聞こえ始めます。英語が聞こえることが話すことへの第一歩です。お分かりのように、アウトプットはインプットの量に左右されるのです。これがグローバルの唱える「聞く」ために「話す」アプローチ、Breakthroughです。

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